布施地域商店街が一帯となった組織で1980年に任意団体で結成され、平成13年2月法人化。

概要

事業実施団体の概要

名称 布施商店街連絡会 会員数 450
代表者 加茂守一
事務所住所  〒577-0057 東大阪市足代新町1-41-51 ロンモール布施西館2階
TEL / FAX  06-6783-3774 / 06-6783-3773
地区 大阪府東大阪市足代1丁目、2丁目、足代新町1番から4番、足代南1丁目、2丁目、長堂1丁目、2丁目、足代北1丁目、2丁目、三ノ瀬1丁目及び大阪府大阪市東成区深江南3丁目の区域
法人事業名 布施商店街事業協同組合(代表者 平井良彦)

目的

近鉄布施駅周辺の商店街は、近鉄線を挟み駅南北と高架下に位置する東大阪市域最大の地域密着型商店街として、戦前戦後を通じて隆盛を見てきた。

しかし、近年、消費者行動の変化やモータリゼーションの進展に伴い大型店の郊外出店の増加などにより空き店舗が増加するなど、商店街の集客力が著しく低下してきている。

このような東大阪市の中心市街地である布施駅周辺商店街の集客力の低下は、地域経済全体の活力を低下させることにもなることから、従来、任意団体として布施商店街連絡会を組織し、布施駅南北、高架下商店街の共通する催事を中心に事業を展開してきた。

より一層強く団結し、規模のメリットを最大に生かしていくためは、任意団体である布施商店街連絡会を発展させ、事業協同組合を設立し、相互扶助の精神に基づき、イベントの開催などの共同宣伝事業を通して、地域の集客力の向上を図るとともに、組合員の自主的な経済活動を促進し、その経済的地位の向上を図ることを目的とするものである。

立地環境

布施商店街は東大阪市の西端に位置する市内最大の商業集積地である。

大阪市と隣接し、繁華街である難波までワンアクセス(西へ約5km)に位置する。

阪市内への顧客の流失は、近鉄の難波延伸と東大阪市内の郊外大型店出店と相まって近年著しい。

それにより、年を追うごとに空き店舗が増加し、周辺の商業環境が悪化し、過去に経験のない大変厳しい経営状況下にある。

大店法廃止に伴う規制緩和諸策のため、大型店舗の乱立により、大型店間の競争の激化や、大型店舗の撤退による消費行動の混乱を招き、その歪みの皺寄せを受けた零細商店街のより一層の低迷が現実のものとなっているが、布施商店街については、大型店舗との共存共栄をはかるため古くから努力してきた。

歴史・沿革

1980年代に入って、近鉄布施駅高架事業による大型店舗の出店に伴い、当時としてはめずらしく商店街と大型店の合同体「布施商店街連絡会」(結成当時の加盟店数は約683店舗)を結成した。

その目的は、商業者が一体となり、布施地域の商業発展のための活性化策や地域住民との連携事業、文化事業を通じて商業集積地の生き残りを賭けた各事業を展開するものであり、この理念は、現在まで引き継がれている。

さらに、布施駅周辺の小売商業者が一致団結して、活性化を図るための事業を生み出すことが重要であるとの共通認識のもと、平成13年2月には布施商店街連絡会の法人化組織「布施商店街事業協同組合」を設立した。

ただ、母体組織である布施商店街連絡会は現在も健在であり、当該協同組合に参加できない大型店や中小店舗も包括し、「布施」という地域の存続および一体化のため、主に販売促進事業を中心に事業を展開している。

布施商店街連絡会のこれまでの取組み

布施商店街連絡会は、主に販売促進に関わる事業を所掌し、次の事業を展開している。

  1. 商店街「おかみさん会」発足(平成 15 年度~)
    ・商店街一店逸品運動
    ・健康づくりを目的とした商店街「ウォーキングロード」の指定
    ・戎福茶会(毎月 10 日)
  2. 布施戎神社を核にした商店街づくりを標榜し、「布施えびす市」の提唱と東大阪市小売商業活性化先進モデル事業「えべっさんの街布施プロジェクト」の推進(平成19年度~)
  3. 布施戎神社協賛によるミス福娘コンテスト(布施商店街連絡会結成当時~)
  4. 盆踊り大会(当初は、各商店街内でも実施されたが交通広場整備後現在では、北口交通広場で実施。地域と一体化した事業で、地域住民との交流及び商店街活性化に貢献している。)
  5. 北口駅前警察官立ち寄り所(派出所)開設事業と防犯カメラ設置事業促進 による安全安心づくり事業等
  6. 商店街マスコットキャラクター「ふせロボくん」プロジェクト
  7. プレミアム共通商品券事業「ニコニコえびす券」事業
  8. 100円商店街事業
  9. 大型店(近鉄百貨店東大阪店ほか)との合同催事(歳末大売出しほか)